ビーグルの無駄吠え
Q.
犬の無駄吠えに対する対処法 今、六ヶ月になるビーグルがいます。
約一週間前くらいから吠えるようになってしまい、困っています。
吠える時は決まっていて、・ご飯の時間前・お散歩前・サークルに入れた時この三点以外は全く吠えません。 サークルに入れても、抱っこすると泣き止みます。
抱っこは自分からせがむので、好きなのかもしれません。ご飯の時間や散歩など、どうしても規定時間にいけないときに吠えられてしまうと困ります。
以前も犬を飼っていたのですが、今のビーグルはとてつもなく声が大きく近所迷惑にもなりそうです。
ご飯の時間や散歩時間も変えてみたのですが、やっぱりいつもの時間には吠えています…。 同じような経験を持つ飼い主さんがいらっしゃいましたら、是非アドレスをお願いいたします。
A.
犬には無駄吠えというのはなく、吠えることで毎回いいことがあれば、その行動は習慣化します。
そうなればワンちゃんからすると、無駄ではなく、有益な吠えをしているということなのです。 ご質問のケースは要求吠えのようですね。
吠えることも含めた問題行動は、学習パターンによる学習の結果ということは多く、 何かをきっかけにして問題となる行動を起こし、その結果、いいことが起きた、あるいは嫌なことがなくなったとなると、その行動の頻度を高め、パターン化し、習慣化してくことは非常に多いです。
きっかけにはいろいろあります。 たまたまかもしれません。犬は、たまたまでも吠える傾向は高いわけです。
犬種により、その傾向の強さも異なります。 たまたまといえども、その吠えるという行動の結果、「いいことが起きた」、あるいは「嫌なことがなくなった」、のであれば、次もその行動を取る可能性は高くなります。
そしてそれを繰り返すことで、その行動をパターン化し、習慣化して行ってしまうということです。
犬の行動に合わせてしまうのは、ワンちゃんにとって「いいこと(飼い主さんが自分の要求に応えてくれる)」が起きているわけですよね。 犬が問題のある行動を起こすのは、好ましくないことをどんどん学習させてしまったからと考える必要は多いです。
一度問題行動に対する視点を変えれば、新しい解決方法が見えてきます。 行動を減らす手段としては「いいことを起こさない・いいことをなくす」という方法があります。コレが無視にあたります。
今までいいことが起きていた場合は、この方法だと一時的にその行動が酷くなることがあります。今まで以上に吠えると言うことです。
それが出来る状況であれば、徹底的に無視することです。 ただ、重要なことですが、犬の欲求はちゃんと好ましい行動を取っている時に満たすことも、並行してやる必要があります。
また、吠えに関しては吠えること自体が興奮をもたらしエスカレートする場合があります。こうした場合は無視しても良くなるとは限りません。
そして、要求吠えも含め、犬の問題行動をそれだけ切り離して直せるかというと実は無理なことがほとんどです。なぜなら、その問題は飼い主さんが犬のことを理解していない、犬に何かを伝えるにはどうしたらいいかを理解していないことに原因があるからです。
一番重要なことです。 そうしたことを理解するためには、家庭犬のしつけ教室などに通われる必要が出てくることは多いです。 甘やかしとは「相手の要求に無条件で応えてしまう」と言うことです。
犬の要求に無条件で応えるのは、当然、人間の子ども同様、そのコの将来にとって良くないと、飼い主さんはそれをよく知っておく必要があります。
「我が子のように思っています」という飼い主さんは少なくありませんが、そうした方の多くは実は孫に接するようにしています。 親は子供の将来に責任がありますから、甘やかしてばかりはいられません。
しつけを含めて、その子を一人前に育てていく立場にあるのです。 その子の将来に責任を持つ立場にない人たちは、相手に嫌われたくないという心理がまず働くようです。 結果、甘やかしてしまうことに。
甘やかしは決定権を人間であれば子どもに、犬との生活であれば犬に与えてしまいます。 飼い主と犬との良好な関係(=信頼関係)を築くためには、生活全般に渡って飼い主が決定権を持っていることを伝えることが重要です。
つまり、甘やかしは「飼い主との良好な関係を作る際の、弊害になる」ということです。 誤解なさらないでください。 犬の要求には、いっさい応えないようにということではありません(もちろん人間の子どもも)。
「無条件には応えないように」ということです。 犬が何かを要求しているようなら、飼い主側からの要求を挟むこと。または、犬が自発的にこちらの望む行動を取るのを待つことです。
そして、その飼い主の要求に応えること、または自発的に望ましい行動をとった、そのご褒美として、犬の要求を満たしてあげることです。
「カリカリ、ここから出して」→「出たいの?出してあげるわよ」はNG。「カリカリ、ここから出して」→「出たいの?では座ってみて」→「よく出来ました。ご褒美に出してあげましょう」はOK。 「ピョンピョン、抱いて」→「抱いて欲しいの?じゃあ抱っこ」はNG。「ピョンピョン、抱いて」→「飛びつくのはマナー違反だから無視します」→「上手に座れたね。ご褒美に抱っこしてあげましょう」はOK。 「ワンワン、それちょうだい」→「しょうがないわね、ほら」はNG。 「ワンワン、それちょうだい」→「吠えるのはマナー違反だから無視します」はOK。
犬の要求には、好ましい行動に対するご褒美として応えるのがいいのです。 日常生活でこういうことを考えて接していると、ワンちゃんとの暮らしも楽しいものにはなりますよ。